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M.C.エッシャー展

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 【ミラクル エッシャー展】

だまし絵と言えば、20世紀を代表する画家《マウリッツ・コルネリス・エッシャー》
誕生120周年の大規模展!!
作品を描き出す過程を、『科学』『聖書』『風景』『人物』『広告』『技法』『反射』『錯視』の8つのキーワードで展示

実際に存在しない建物や空間など不可思議な絵で人気アートやブラフィック!

2次元の平面をタイル状にし、それを数学的、幾何学的に考え、その平面のタイルを立体に組み合わせ、3次元の立体にして描く!
法則のコード、平面の『正則分割』の技法という描き方???
数学的な理論や表現技法に基づいた構図で【錯視】や【幻視】を自由自在に生み出し、現実ではありえない独自の作品世界を作り出したエッシャー
考え方、頭の中が【大脳のプロセッサー】=マイクロプロセッサーのタイムラグが作品になり注目と言う、読んでてなんだか難しい考えを持ったM.C.エッシャー
とにかく、考え方が凄い人のようです!

反復、変容、反射など逆さまや変わると言う考えに関心が強かったらしく、有名な代表作『相対性』は建物の階段が沢山あるのですが、1つの建物に縦、横と360度いろんな角度で階段を人が上り下りする絵で、洋画の【ナイトミュージアム エジプト王の秘密】の中でも使われてて、相対性の絵に入り込んで戦うシーンは場所によって重力がいろんな角度で変わる映像が有名

『滝』は水が下から上の登って行き、水車を回すのですが、現実ではありえませんが、それを実際に絵の角度で立体模型を作った人もいるんです。
元はイギリスの数学者のロジャー・ペンローズとライオネル・ペンローズが1958年、実際は存在しない『ペンローズの三角形』というのをヒントに描いたと書いてました
帯を切り、反転させてつなげたメビウスの輪など【無限】を基本に描いてる作品が多くあります


『物見の塔』は2階建てが1階と2階の角度が違って、柱の位置が違います!これも実際に立体模型で作った人がいます

カトリックだったという事で、『創世記』も描いててエッシャーらしい『楽園』のアダム&エヴァの追放や天地創造、近代ビルのバベルの塔など!

他にエッシャーと言えば変身=『メタモルフォーゼ』も有名で、文字⇒市松模様モザイク⇒チェス⇒町⇒ブロック⇒鳥⇒魚⇒蝶⇒蜂⇒爬虫類⇒市松模様モザイク⇒文字と、他にもいろんなメタモルフォーゼを描いてます。

『空中の城』はラピュタのヒントになったような絵で、それをバベルの塔で描いたのかも!

版画にこだわるのですが、木版画のディテールがすごくて、銅版画のような細かさ
板の彫りを見ると、コンピューターレーザー彫りも無い時代に手彫りで精密に彫れるのも凄い技術だと思います

今回は2回観に行きましたが、10年前の時より人が結構多かったです!
イスラエル博物館所蔵の作品を展示してたようですが、ハウステンボス美術館も180点ほど所蔵してるんです

前回のエッシャー展は2008年11月に行った福岡県立美術館での【エッシャー 空間泥棒の挑戦】以来!
2016年に熊本市現代美術館で開催予定だった『M.C.エッシャー展 だまし絵王エッシャーの挑戦状』は熊本地震の影響で建物が使えなくて中断することを余儀なくされたので10年ぶりぐらいのエッシャー展でした。
数年前と思ってたら・・・、、

エッシャー展は今月の30日(土曜まで開催

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